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お知らせ

【案内】「JENESYS2023 大学生訪韓団 参加者募集」について

2023-06-14

日韓文化交流基金より、「JENESYS2023 大学生訪韓団 参加者募集」について本センターへ周知依頼がありました。詳細は下記の通りです。参加申し込みをご希望の方は、下記内容をご確認のうえ、直接お申込み下さい。

 


公益財団法人日韓文化交流基金は、日本国外務省と大韓民国外交部が主催する相互派遣事業の日本側事務局として日韓両国の大学生を対象とした相互派遣を行っています。

2023年度は9月に8泊9日の日程で大学生訪韓団を実施することとなり、この度、本プログラムへの参加者を広く募集します。

 

◆実施機関

公益財団法人日韓文化交流基金、韓国国際交流財団

 

◆日程

<プレプログラム(オンライン)>

2023年9月2日(土)

<訪韓日程>

2023年9月11日(月)~9月19日(火) 8泊9日

 

◆応募方法

必要書類をご準備いただき、日韓文化交流基金ホームページ上の応募フォームからご応募ください。

※応募される前に、必ず応募資格・応募方法等の詳細を募集要項でご確認ください。

令和5(2023)年度大学生訪韓団団員募集要項

 

◆応募締切

2023年7月4日(火)17:00

 

◆問い合わせ

公益財団法人日韓文化交流基金 大学生訪韓団担当

https://www.jkcf.or.jp/

E-mail:haken(a)jkcf.or.jp

※メール送信時には(a)を@に変えて入力してください。

【報告】金智英先生講演会「境界を越えた二人の詩人:茨木のり子による尹東柱詩翻訳」(2023年6月2日)

2023-06-05

202362日(金)に、金智英先生(立教大学兼任講師)の講演会「境界を越えた二人の詩人:茨木のり子による尹東柱詩翻訳」(主催:九州大学韓国研究センター、後援:韓国国際交流財団)を開催いたしました。

金智英先生は、『隣の国のことばですもの:茨木のり子と韓国』(筑摩書房、2020年)の著者として広く知られ、日韓双方の近現代文学に通暁した気鋭の文学研究者です。今回の講演会では、茨木のり子や尹東柱についての概論的な内容に加え、「茨木のり子の手になる尹東柱の詩の翻訳」という新規性のある知見が開陳されました。尹東柱の母校である立教大学で教鞭を執る韓国人の比較文学者をこの福岡の地にお招きし、茨木のり子と尹東柱をめぐって多角的に語っていただけたというのは非常に意義深いことだったのではないかと思われます。

平日の夕方にもかかわらず、本学学生・教職員のみならず、多くの学外の方々にもご来場いただき、ありがとうございました。

 

【募集】世界韓国研究コンソーシアム・ワークショップ2023への参加者を募集します

2023-05-08

今般、九州大学韓国研究センターにおきましては、ソウル大学にて開催される世界韓国研究コンソーシアム・ワークショップ2023に参加する博士後期課程の院生を募集いたします。

 

  • 募集人数:若干名
  • 派遣期間:2023年8月11日(金)-13日(日)
  • 日程(予定)

     8月11日(金) 現地ホテル到着 

     8月12日(土) 午後セッション

     8月13日(日) 午前セッション、所長会議、帰国

 

  • 発表言語 

   ・韓国語もしくは英語(ただし韓国語母語話者〔中国の朝鮮族を含む〕は英語

    での発表に限る)。

  • 発表テーマ 

   ・19世紀以降の韓国の人権、民主主義、経済、教育、社会多元化、文化等に

    ついて(韓国の経験を理論化する内容であれば尚良し)。

  • 参加資格

   ・韓国関係の研究を行っている九州大学大学院博士後期課程の在籍者。

   ・国籍不問。

  • 参加費

   ・1名に限り主催校から往復の航空運賃と2泊分の宿泊費が支給される。

   ・なお、経費支給の対象に選抜されなくとも、自費での参加を希望する場合

    は、申込書にその旨記入すること。

   ・海外旅行保険費用(加入義務)、その他渡航にかかる雑費は自己負担。

  • 選抜方法

   ・複数の応募者があった場合、九州大学韓国研究センターによる書類または面

    接による選考を行う。     

  • 提出物

   ・申込書(フォームに必要事項を記入したもの)コンソーシアム申込書

  • 出願期間

   ・2023年5月8日(月)~5月12日(金)締切日厳守 

  • 提出先

   ・韓国研究センター事務室(受付時間10:30~16:30)へ提出すること。なお、

    郵送による提出は受け付けない。

【案内】【2023年6月2日(金)講演会開催】金智英先生講演会「境界を越えた二人の詩人:茨木のり子による尹東柱詩翻訳」

2023-04-10

韓国研究センターでは、2023年6月2日(金)に、金智英先生(立教大学)をお招きし、講演会を開催いたします(主催:九州大学韓国研究センター、後援:韓国国際交流財団)。

多くの方々のご参加をお待ちいたしております。


金智英先生講演会

「境界を越えた二人の詩人:茨木のり子による尹東柱詩翻訳」

 

日時:202362日(金)1640分~1810

場所:九州大学伊都キャンパスイースト1号館E-B-112

講演者:金智英先生(立教大学)

司会:辻野裕紀(韓国研究センター副センター長)

定員:80名。先着順と致します。

主催:九州大学韓国研究センター

後援:韓国国際交流財団


講演者プロフィール

金智英(キム ジヨン)

1984年韓国ソウル市生まれ。2014年大東文化大学文学部日本文学科卒業、2016年立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士前期課程修了、2019年同後期課程修了。著書に『隣の国のことばですもの:茨木のり子と韓国』(筑摩書房)がある。現在、立教大学兼任講師。


申込先: https://forms.gle/kZrASDKRxR3fSFuV6

※九州大学の学部生、院生、教職員はもちろん、学外の方の参加も歓迎します。

問合せ先:九州大学韓国研究センター
     TEL:092-802-2027 Mail: intlkrcks.uok@jimu.kyushu-u.ac.jp

※本講演会は、韓国国際交流財団による助成を受け現在進行中の研究事業「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」の一環として開催されます。

【募集】令和5年度 韓国国際交流財団フェローシップ

2023-03-31

 このことについて、下記「募集要項2023」のとおり、奨学金受給希望者の募集を行うこととなりました。

 本年度より募集形式が大幅に変更されていますので、申請希望者の皆様におかれましては、韓国国際交流財団のポータルサイト(http://apply.kf.or.kr)及び、「募集要項2023」で詳細をよくご確認のうえ、直接ご応募いただきますようお願いいたします。

 ※申請期間は、4/25(火)18時迄となっております。

募集要項2023

募集案内2023 韓国語、QRコード有

 ご不明点につきましては、韓国研究センター事務でも対応しておりますので、下記までお気軽にお問い合わせください。

  TEL:092-802-2027 Email:intlkrcks.uok@jimu.kyushu-u.ac.jp

  (開所時間:月曜~金曜 10時~17時)

 

Vol.23:韓国研究センター年報

2023-03-22

韓国研究センター年報23号が刊行されました。

九州大学韓国研究センター年報 VOL.23

 

*内容

挨拶(元兼正浩・韓国研究センター長)

韓国研究センター年報23号について(出水薫・韓国研究センター副センター長)

特別寄稿

 韓国文人訪問インタビューの私的記録(白川豊)

2022年度 韓国研究センター教員一覧

第1部

 2021年度韓国研究センター活動

第2部

 2022年度韓国研究センター活動

2022年度韓国研究センター活動(リスト)

韓国研究センター年報第23号

 

【報告】【シンポジウム】「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」

2023-03-10

韓国研究センターは、去る3月7日(火)に九州韓国研究者フォーラムとの共催でシンポジウム「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」を開催しました。

本シンポジウムは、次年度以降、韓国国際交流財団の支援の下でおこなうセンターの次期共同研究のキック・オフシンポジウムという位置づけで開催されました。対面のみ、平日の午後という開催条件にも関わらず50名近くの参加者があり盛況のうちに終了しました。1部、2部のいずれも、今後の共同研究の可能性を予想させる充実した内容でした。マスメディアも複数取材に訪れ、『西日本新聞』は翌々日(3月9日)の朝刊に記事を掲載しました。

 

*日時:2023年3月7日(火)13:30〜17:10

*会場:九州大学西新プラザ大会議室A

*共催:九州大学韓国研究センター、九州韓国研究者フォーラム

*後援:韓国国際交流財団、駐福岡大韓民国総領事館

 

九州大学韓国研究センター×九州韓国研究者フォーラム

共同研究プロジェクト・キックオフシンポジウム

「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」

【プログラム】

 13:00〜13:30 受付

 13:30〜13:40  開会:元兼正浩(九州大学韓国研究センター長)

 13:40〜15:10 第1部 木宮正史(東京大学大学院総合文化研究科 教授)講演

        ・司会:元兼正浩(九州大学大学院人間環境学研究院 教授)

        ・コメント:出水薫(九州大学大学院法学研究院 教授)

        ・質疑応答

 15:10〜15:25  休憩

 15:25〜16:55 第2部 斎藤真理子(翻訳家)講演

        ・司会:木村貴(福岡女子大学国際文理学部 教授)

        ・コメント:辻野裕紀(九州大学大学院言語文化研究院 准教授)

        ・質疑応答

 16:55〜17:10 閉会:出水薫(九州韓国研究者フォーラム 代表)


※講演者紹介・講演概要

〇 第1部 激動する国際政治の中での韓国・朝鮮半島の軌跡と展望:

      冷戦・分断下の体制劣勢・開発独裁から体制優位・先進民主主義国へ

・木宮正史(きみやただし)

東京大学大学院総合文化研究科・教授。国際政治学・朝鮮半島問題が専門で、『日韓関係史』(岩波新書)、『国際政治のなかの韓国現代史』(山川出版社)など著書多数。

*概要:

 一方で1945年、日本の敗戦に伴う、植民地支配からの解放以後、48年に成立した南北分断体制は、75年以上にもわたり強靱に持続している。他方で、そうした南北分断体制は、朝鮮戦争という「熱戦」を経て、当初の北朝鮮優位から、韓国の持続的経済発展、政治的民主化、北方外交の成功と国際的プレゼンスの増大などによって、「南北体制競争」という言葉が色褪せるような、韓国優位の状況へと劇的に変化した。そして、こうした変化をもたらした政治力学は、韓国及び北朝鮮自身の選択と、それを取り巻く国際環境、そして、それに働きかけた韓国および北朝鮮の対応であった。その意味では韓国、朝鮮半島の経験は、一方で世界史の中でも特殊な独歩的な経験でありながらも、他方で、自らを取り巻く国際環境との相互作用の中で展開されてきたという意味で、ある意味ではグローバルヒストリーとしての普遍的な側面を持つ。こうした韓国、朝鮮半島の経験を、韓国、北朝鮮の自律的な選択と、それを取り巻く国際環境とそれへの対応というグローバルヒストリーという、2つの側面から明らかにすることが、本講演の目的である。

 

〇 第2部 冷戦時代の肖像としての「密航の文学」

・斎藤真理子(さいとうまりこ)

翻訳家、ライター。著書に『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)、翻訳書に『ギリシャ語の時間』(ハン・ガン著、晶文社)、『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著、筑摩書房)、『ディディの傘』(ファン・ジョンウン著、亜紀書房)など多数。

*概要:

「密航」という行為は、生き物(人間)としてのシンプルな次元と、20世紀冷戦構造の中で考えたときではどう違うのか。「密航」とは何をしようとする行為であり、それが政治的にはどういう行為となり、文学にはその両面がどう描かれているか。本講演ではこのような問いに基づいて、関連する文学作品などを検討する。済州四・三事件などによって発生した韓半島から日本への大量難民は、冷戦構造を身をもって証言する人々であった。本講演では、密航という行為が韓日関係において持ってきた特別な意味を振り返ると共に、尹紫遠、金石範など主に在日コリアン作家を中心として、密航を扱った文学作品を取り上げ、その現代的な意味を考察する。


※本シンポジウム関連記事

・『西日本新聞』3月9日付:「シンポジオム『世界史の中の韓国』 福岡市で2氏が講演」

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1064063/

・『毎日新聞』4月28日付:「冷戦時代の肖像『密航の文学』テーマに 翻訳家・斎藤真理子さん講演 語りえぬ人々の姿」

https://mainichi.jp/articles/20230428/ddl/k40/040/308000c

 

 

【報告】第103回定例研究会

2023-02-21

韓国研究センターは、去る2月16日(木)に第103回定例研究会を開催いたしました。 

日時:2023年2月16日(木) 

会場・開催方法:みんなの貸会議室天神西通り北店701会議室 /オンライン「ZOOM」 

共催:九州韓国研究者フォーラム 

後援:韓国国際交流財団 

 

第1報告:西谷 郁(日本映像学会西部支部理事・西南学院大学 非常勤講師)

・「チャン・リュル作品におけるユン・ドンジュ ~詩とモンタージュ」

本報告では、これまでヴェネチア、カンヌ、ベルリンなど世界の映画祭で高く評価されてきたチャン・リュル監督の作品に関する分析が行われた。東アジアという「空間」を全面に出しながら活動しているチャン監督の作品の主要な要素及び映画を通じてあらわれる監督の語り方などについて、監督の生涯史的な軌跡を辿りながら、その背景と意味などが議論された。特に、本報告では、チャン監督の映画で繰り返して登場する尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩に対する分析やその位置付けなどが議論され、チャン監督の作品と韓国、そして福岡とのつながりについて更に理解を深めることができた。本報告は、チャン監督の映画に関する学術的な分析だけでなく、長期間交流を続けてきた報告者だからこそ知り得た生々しい話までも聞くことができる、極めて貴重で興味深い報告であった。

 

第2報告:木村 幹(神戸大学国際協力研究科 教授)

・「『韓国』から何を学ぶか:ある地域研究者の試み」

本報告では、報告者自身の研究者として歩んできた道を紹介しながら、韓国を研究すること、特に「韓国」を対象とする「地域研究」の意味及びその手法についての議論が行われた。日本と韓国両国の人々が有している互いに対する観点と期待において、他の社会/地域とは異なる基準が作動している特殊な現象を指摘しながら、それに対する批判的なアプローチが必要であることが提示された。それとともに、地域研究を遂行するにあたって、アウトサイダーとしての役割/視点の重要性など、地域研究者、特に韓国地域研究者における研究のアプローチと具体的な方法論に関しても示唆に富んだ議論が提供された。

【案内】【2023年3月7日(火)シンポジウム開催】「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」

2023-01-30

韓国研究センターでは、2023年3月7日(火)に九州韓国研究者フォーラムとの共催でシンポジウムを開催します。

今回のシンポジウムは、2023年度からスタートする韓国研究センターの研究プロジェクト「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」のキックオフシンポジウムとして開催されます。

今回のシンポジウムでは、東京大学の木宮正史先生と翻訳家の斎藤真理子先生が登壇し、有意義な議論が展開される予定です。多くの方々のご参加をお待ちいたしております。


九州大学韓国研究センター×九州韓国研究者フォーラム

共同研究プロジェクト・キックオフシンポジウム

「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」

 

主催:九州大学韓国研究センター、九州韓国研究者フォーラム

日時:2023年3月7日(火)13:30〜17:10

場所:九州大学西新プラザ大会議室A

後援:韓国国際交流財団、駐福岡大韓民国総領事館

 

第1部 木宮正史(東京大学大学院総合文化研究科 教授)講演

 「激動する国際政治の中での韓国・朝鮮半島の軌跡と展望:

  冷戦・分断下の体制劣勢・開発独裁から体制優位・先進民主主義国へ」

 ・コメント:出水薫(九州大学大学院法学研究院 教授)

 

第2部 斎藤真理子(翻訳家)講演

 「 冷戦時代の肖像としての『密航の文学』」

 ・コメント:辻野裕紀(九州大学大学院言語文化研究院 准教授)

 

※講演者紹介

・木宮正史(きみやただし)

東京大学大学院総合文化研究科・教授。国際政治学・朝鮮半島問題が専門で、『日韓関係史』(岩波新書)、『国際政治のなかの韓国現代史』(山川出版社)など著書多数。

・斎藤真理子(さいとうまりこ)

翻訳家、ライター。著書に『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)、翻訳書に『ギリシャ語の時間』(ハン・ガン著、晶文社)、『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著、筑摩書房)、『ディディの傘』(ファン・ジョンウン著、亜紀書房)など多数。


定員:80名、先着順と致します。

申込先:https://forms.gle/7HqbZmT7drUMJVtB9

問合せ先:九州大学韓国研究センター

     TEL: 092-802-2027  E-mail: online.seminer1@gmail.com

 

【報告】第102回定例研究会

2022-12-27

韓国研究センターは、去る12月17日に第102回定例研究会を開催いたしました。 

日時:2022年12月17日(土) 

会場・開催方法:Bizcoli Meeting Room AB /オンライン「ZOOM」 

共催:九州韓国研究者フォーラム 

後援:韓国国際交流財団 

  

第1報告:大和裕美子 (九州共立大学 経済学部地域創造学科 准教授)

 ―九州大学大学院 比較社会文化学府 国際社会文化専攻 博士課程

 ―研究テーマ:追悼碑、非核自治体宣言、記憶、歴史、社会運動

・「追悼碑をめぐる問題─福岡県飯塚市無窮花堂を中心に」 

 本報告では、追悼碑をめぐる軋轢問題について福岡県飯塚市の納骨堂型追悼碑「無窮花堂」を事例として取り上げ、「無窮花堂」を批判する団体へのインタビューを通じて地域的要素との関連を考察した。2010年前後のユネスコ登録をめぐる一連の過程を機に、地域社会のアイデンティティを確認し直そうとする働きが広がる中で、「強制連行」という言葉が使われている碑文と「無窮花堂」の正当性に対しての再検討が要求されていることが明らかになった。 

 

第2報告:緒方義広(福岡大学 人文学部 東アジア地域言語学科 准教授)

 ―延世大学校 社会科学大学 政治学科博士課程

 ―研究テーマ:李承晩、アイデンティティ・ポリティクス、国民国家、歴史認識、在日、日韓関係、朝鮮半島

・「『反日』と『親日』の誤謬:韓国社会の日本認識をめぐる一考察」 

 本報告では、最新のデータを通じて、日韓相互が持つ相手国への印象、国家体制のイメージ、関係改善のために必要な課題点、関係性などについて分析を行った。特に日本に関しては、韓国に対する深い考察が行われていないまま、日韓の認識のギャップが広がっている点を整理した。その認識のギャップと関連して、日本が「反日」と「親日」という言葉を安易に持ち込み、韓国の政権や日韓関係に関して語っている点についても「“反日”と“親日”の誤謬」であると論じた。また、65年体制の維持か、パラダイム・シフトの実現なのかの岐路に立っているという指摘も行われた。 

 

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