【報告】12/8国際学術シンポジウム(漢陽大学)への参加報告
2025年12月8日、韓国・漢陽大学において開催された国際学術シンポジウムに参加しました。本シンポジウムは、漢陽大学と九州大学との間で締結されたMOU(部局間交流協定)を記念して開催されたもので、両大学による共催シンポジウムとして実施されました。
当日は、「Academic Exchange」セクションおよび「Kyushu Univ. Alumni」セクションの二部構成で発表が行われました。「Academic Exchange」セクションでは、本センター長の出水薫が「On Presidentialization of a Parliamentary Democracy through the Japanese case」と題して研究発表を行いました。また、山口祐香助教が「Kyushu University’s International Development in Asia: Focusing on the Initiatives of the Korea Research Center」と題し、九州大学および本センターの国際的な取り組みについて紹介しました。
シンポジウムには両大学の研究者が一堂に会し、専門分野を超えた活発かつ有意義な議論が交わされました。今回の交流を契機として、今後さらなる共同研究や学術交流へと発展していくことが期待される、大変実り多いシンポジウムとなりました。




【報告】言語学・文学ブランチ連続講演会の開催について
2025年12月、九州大学伊都キャンパスにて、韓国文学・翻訳に関する連続講演会(全3回)が開催されました(司会進行:辻野裕紀)。
本講演会は、韓国国際交流財団による助成を受け現在進行中の研究事業「多元的・多角的な日韓関係発展のための総合的政策研究」における言語学・文学ブランチプロジェクトの一環であり、第1講演(12月4日)には柳川陽介先生、第2講演(12月9日)には池貞姫先生、第3講演(12月11日)には高橋梓先生をお迎えいたしました。
第1講演:2025年12月4日(木) 10:30-12:00
講師:柳川陽介氏(埼玉大学人文社会科学研究科准教授)
講演題:「韓国文学の読者と翻訳者」
会場:九州大学伊都キャンパス センター2号館2201教室
*韓国文学を作者や作品のみならず、広く翻訳者や読者、編集者、版元などの視座からも照らし、日本における韓国近現代文学受容史の全体像を鮮明に見せてくれる貴重なご講演でした。

第2講演:2025年12月9日(火) 10:30-12:00
講師:池貞姫氏(愛媛大学法文学部教授)
講演題:「翻訳に「正解」はあるか―韓国で翻訳された『坊っちゃん』をめぐって」
会場:九州大学伊都キャンパス センター2号館2201教室
*朝鮮語に翻訳された夏目漱石の小説『坊っちゃん』をめぐる池先生の仔細なる分析考察が開陳され、さらには〈翻訳に「正解」はあるのか〉という巨きなる問いに接近するためのいくつもの鍵鑰が与えられた有意義なご講演でした。

第3講演:2025年12月11日(木) 10:30-12:00
講師:高橋梓氏(新潟県立大学国際地域学部講師)
講演題:「2つの言語を読む、2つの言語で書く―日本で朝鮮文学を翻訳・研究すること」
会場:九州大学伊都キャンパス センター2号館2201教室
*日本における朝鮮文学の研究および翻訳実践についての歴史と、金史良を中心とした高橋先生の専門領域をめぐる思考が丁寧に語られた、非常に刺激的なご講演でした。

また、いずれの講演会においても、活発な質疑応答が展開され、たいへん意義深い時間となりました。ご登壇くださった先生方、ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
【案内】12/8(月)・12/9(火)事務所閉所について
誠に勝手ながら、下記の期間につきまして事務所を閉所とさせていただきます。
●閉所期間:12月8日(月)~12月9日(火)
期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、12月10日(水)以降、順次対応させていただきます。皆様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
【報告】韓国・檀国大学校東洋学研究院 第55回東洋学国際学術会議への参加と研究報告
【案内】12月14日(日)歴史学ブランチによるシンポジウムの開催
2025年12月14日(日)に、九州大学韓国研究センターと九州史学会朝鮮学部会共催のシンポジウムが九州大学で予定されています。
本シンポジウムは、2025年度本センターの研究事業「多元的・多角的な日韓関係発展のための総合的政策研究」における歴史学ブランチプロジェクトの一環として開かれます。
詳細は以下の通りです。
九州大学韓国研究センター研究事業
「多元的・多角的な日韓関係発展のための総合的政策研究」歴史学ブランチシンポジウム
九州史学会朝鮮学部会ミニ・シンポジウム 特集【前近代朝鮮における“自分事”としての国際関係】
13:40 趣旨説明 森平雅彦(九州大学)
13:45 国内統合とディアスポラ ―統一新羅の統合政策と百済・高句麗遺民問題―
植田 喜兵成智(早稲田大学)
14:35 「華風」好みのリアリスト ―高麗王朝の外交と文化意識―
豊島 悠果(神田外語大学)
15:15 外国商人は入るべからず ―朝鮮後期の国際通商―
辻 大和(東京大学)
16:00 討論
後援:韓国国際交流財団
日時:2025年12月14日(日)13:40-16:00
会場:九州大学伊都キャンパス イーストゾーン1号館1階A118教室
実施方法:ZOOMと併用したハイフレックス方式
※参加登録およびお問い合わせ※
シンポジウムに参加するには九州史学会大会への参加登録と参加費の支払いを事前に済ませる必要があります。
詳しくは九州史学会HP(https://kyushushigakkai.org/)をご確認ください。
【お知らせ】山口祐香助教の共著本が刊行されました
当センターの山口祐香助教が共著者として関わった書籍2冊が刊行されました。
近現代韓国・朝鮮の芸術文化や日韓交流史に関心のある方はぜひご覧ください。
①李里花編『日韓スタディーズ② 「日韓」を超えて 交差する文化と境界』(ナカニシヤ出版、2025年8月)
※山口助教は第1章「わたしたちは何を表現しているのか 【座談会】アーティストたちの<コリア>を語る」を編集担当

https://www.nakanishiya.co.jp/book/b10143924.html
②山口祐香・チョン・ユギョン『戦争と芸術の「境界」で語りをひらく――有田・大村・朝鮮と脱植民地化』(花束書房、2025年11月)

https://hanatabasyobo.stores.jp/items/68cf5f0e01165df1470dd131
【報告】11月21日(金)韓国国会立法調査処長李官厚(イ・グァヌ)氏特別講演開催
九州大学韓国研究センターでは、九州韓国研究者フォーラムとの共催により、2025年11月21日(金)に特別講演「韓国の民主主義の危機と展望:戒厳および弾劾以降の政党政治」を開催し、韓国国会立法調査処長である李官厚(イ・グァヌ)氏を講師としてお招きしました。
講演会では、昨年12月に韓国で非常戒厳令が宣布された際、まさにその渦中の最前線で状況を目撃されていた同氏のご経験を振り返りつつ、近年の韓国政治をめぐる情勢や展望について貴重なお話を伺うことができました。当日会場には、研究者・メディア関係者・韓国に関心のある学生や市民など60名近い参加者が出席し、講演後の質疑応答でも活発な議論が行われました。
更に、当センターの客員研究員であるチョ・チョルヒ氏(マネートゥデイ紙記者)により、当日の講演に関する記事(韓国語)が公開されましたので、
ぜひご覧ください。https://www.mt.co.kr/politics/2025/11/24/2025112314485353371


【案内】2025年12月言語学・文学ブランチ連続講演会(全3回)の開催
九州大学韓国研究センターでは2025年12月に韓国・朝鮮の言語や文学をテーマにした連続講演会(全3回)を開催します。本学学生、教職員はもちろん、学外の方々の参加も歓迎いたします。各回講師は下記の通りです。詳細はポスターをご覧ください。
第1講演:12月4日(木)10:30-12:00
「韓国文学の読者と翻訳者」柳川陽介氏(埼玉大学人文社会科学研究科准教授)
第2講演:12月9日(火)10:30-12:00
「翻訳に「正解」はあるか―韓国で翻訳された『坊っちゃん』をめぐって」池貞姫氏(愛媛大学法文学部教授)
第3講演:12月11日(木)10:30-12:00
「2つの言語を読む、2つの言語で書くー日本で朝鮮文学を翻訳・研究すること」高橋梓氏(新潟県立大学国際地域学部講師)
司会:辻野裕紀氏(九州大学韓国研究センター 副センター長)
会場:九州大学伊都キャンパス センター2号館2201教室(各回共通)
事前申し込み:下記のURLもしくはQRコードから事前にお申し込みください。https://forms.gle/ZTKZMnN8Ls2esE4C7


※本講演会は、韓国国際交流財団による助成を受け現在進行中の研究事業「多元的・多角的な日韓関係発展のための総合的政策研究」における言語学・文学ブランチプロジェクトの一環として開催されます。
【報告】カン・ビョンユン准教授(リュブリャナ大学)がセンターを訪問
11/13日(木)、スロベニア・リュブリャナ大学のカン・ビョンユン准教授がセンターを訪問されました。
カン准教授は、同校のアジア学科で韓国史・文化・言語学を教えておられ、文学作家として様々な作品も発表しておられます。
当日は、当センターの出水薫センター長、山口祐香助教と面談し、韓国研究を通じた今後の協力可能性について意見交換を行いました。

【報告】11月15日(土)ソウル大学との日韓合同学術シンポジウムの開催
2025年11月15日(土)、九州大学韓国研究センター・九州韓国研究者フォーラム・ソウル大学日本研究所・ソウル大学国際学研究所の共催で
日韓国交正常化60周年を振り返る合同学術シンポジウムを開催しました。
緒方義広准教授(福岡大学)を司会に、パク・テギュン教授(ソウル大学国際大学院)、パク・ジファン教授(ソウル大学日本研究所所長)、リュ・ギヒョンBK准教授(ソウル大学国史学科)、当センターの出水薫センター長、山口祐香助教が登壇し、「解放80周年/日韓国交正常化60年」を共通項に、国内政治・外交・安全保障・経済・市民社会など、様々な領域からの問題提起や議論が行われました。また、会場からも質問が相次ぎ、充実した議論の時間となりました。
更に、当センターの客員研究員であるチョ・チョルヒ氏(マネートゥデイ紙記者)により、当日の様子や報告内容をまとめた記事(韓国語)が公開されましたので、
ぜひご覧ください。https://n.news.naver.com/article/008/0005278944





