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お知らせ

【お知らせ】年末年始の閉室について

2021-12-24

韓国研究センターは、12月29日(水)~1月3日(月)閉室致します。

つきましては、電話・メール等の対応は、1月4日(火)以降となりますので、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

【報告】第99回定例研究会

2021-12-09

韓国研究センターは、去る12月4日に第99回定例研究会を開催いたしました。

日時:2021年12月4日(土)

会場・開催方法:博多バスターミナル第2ホール/オンライン「ZOOM」

共催:九州韓国研究者フォーラム

後援:韓国国際交流財団

 

 

第1報告: 蔣允杰(韓国学中央研究院)

・近代福岡の朝鮮移住

本報告では、朝鮮植民地化の過程をヒトとモノの移動から把握することを目的として、釜山における福岡からの「移住者」と水産資源の移動について検討した。福岡県の移住政策と香椎源太郎や太田種次郎などのキーパーソンの動向に着目して、移住者数の変遷や補助金の推移、また具体的な移住先を整理し、福岡からの移住者の目的は生活のための移住でありながらも、日本政府や福岡県などの行政による政策が現地浸透を促進させたと指摘した。

 

 

第2報告: 鄭敬娥(大分大学)

・「東アジア休戦体制」と日韓歴史認識問題の交錯――サンフランシスコ平和条約と「1965 年体制」の関係を中心に

本報告は、戦後の日韓歴史問題対立の起源を「サンフランシスコ平和条約」と位置づけ、それが「日韓請求権協定」にどう影響したのかを明らかにした。また、今日の日韓歴史認識対立の核をなす、植民地占領の合法性/違法性、請求権問題の解決/継続という問題に関する新たな議論を分析し、その意味を考えることを目的とした。報告のなかで、日韓両国の国内情勢の変化が指摘されるとともに「1965年体制」の動揺/崩壊ともいえる状況が見受られるのではないかという問題提起がなされた。

〔開催予告〕オンライン講演会(2022年2月7日)

2021-11-17

今般、下記の通りオンラインでの講演会を実施いたします。(新型コロナ感染の状況如何では変更もありえます)

 

講演者:齋藤 康平 先生(内閣官房 領土・主権対策企画調整室企画官)

日 時:令和4(2022)年 2月 7日(月) 16~18時(予定)

 

講演題:「内閣官房における領土・主権対策への取り組み(仮題)」

 

※詳細は追って更新いたします

 

【報告】「2021日韓市民100人未来対話」

2021-11-15

2021年11月12日(金)から11月14日(日)にかけて、「2021日韓市民100人未来対話」(主催:韓国国際交流財団、ソウル大学校日本研究所、早稲田大学韓国学研究所)がオンラインで開催され、本センターからは、深川博史センター長・教授(経済学)と辻野裕紀准教授(言語学)が参加しました。

本行事は、「日韓両国の学界専門家と様々な分野のNGO、一般市民が参加し、東北アジアの情勢変化に沿った共通の関心と懸案をテーマとして創意的な解決策を共に模索することで、お互いに対する理解の幅を広げる未来志向的な日韓関係発展のための堅固な基盤を作り上げる」ことを目的としたもので、今回で第5回目を迎えました。

今年のテーマは「日韓市民がともに作り上げる未来ビジョン」で、以下のような日程で行われました:

 

●11月12日(金)

開会式(開会の辞、主題発表、公演、自己紹介など)

●11月13日(土)

分科セッション1「市民が考える平和:日韓・東アジア・世界平和」

分科セッション2「共通の課題:少子高齢化、ジェンダー・世代・多文化社会」

分科セッション3「生活安全と環境:気候変動、感染病パンデミックと日韓境界の日常」

分科セッション4「社会文化協力:草の根交流、文化交流、自治体交流」

●11月14日(日)

総合討論

【募集】事務補佐員 2名 〔終了しました〕

2021-11-09

※申込みを締め切りました。

この度、韓国研究センターでは、 センターで保有する書庫の整理を担って頂ける方を募集します。

≪職種≫

事務補佐員(3か月)

≪採用人数≫

2名

≪仕事の内容≫

1.韓国語・日本語の文献、書庫整理の補助

2.文献目録の作成

3.電話対応 など

≪雇用期間≫

令和4年1月1日~令4年年3月31日

≪学歴≫

短大卒業以上

≪必要な資格≫

・ワードエクセルの基本的な作業が可能であること

・韓国語の読み書き、簡単な会話が可能であれば尚可

≪時給≫

1,048円(試用期間なし)

≪交通費≫

あり(九大規定による)

≪勤務≫

10:00~17:00 (週4~5日)

※労働日数について相談可

※土日祝休み

≪応募書類≫

・ハローワーク紹介状

・履歴書(写真付、押印有)

・職務経歴書

≪応募書類送付先≫

〒819-0395

福岡市西区元岡744

「九州大学韓国研究センター担当者」宛

≪書類必着日≫

令和3年11月19日(金)

※その他に詳細についてはハローワーク求人情報(求人番号40190-7707911)をご参照ください。

【報告】講演「朝鮮近代文学と日本留学」(2021年11月1日)

2021-11-05

昨年に引き続き朝鮮近代文学をご専門にされている波田野節子先生(新潟県立大学名誉教授/本学韓国研究センター学術共同研究員)にオンラインで朝鮮近代文学の父と称される李光洙の青年期における日本留学体験を中心とする内容にてご講演をお願いいたしました。

 

【報告】第98回定例研究会

2021-10-09

韓国研究センターは、去る10月8日に第98回定例研究会を開催いたしました。

日時:2021年10月8日(土)

会場・開催方法:博多バスターミナル第3ホール/オンライン「ZOOM」

共催:九州韓国研究者フォーラム

後援:韓国国際交流財団

 

第1報告: ジョン・ハナ (福岡県地方自治研究所)

・「実効性ある感情労働者権利保護法制の構築を目指して:ソウル市の事例を中心に」

    本報告では、第3の労働形態と呼ばれる「感情労働」に従事する労働者の権利保護に関するソウル市の条例、また「感情労働者保護法」と呼ばれる一連の法制度について検討した。感情労働者を保護する条例はまずソウル市にて制定され、その後全国の自治体でも制定されるようになった。しかし、実効性確保の問題や対象者が限定されているなどの課題が指摘されている。「感情労働者保護法」も同様の課題を抱えており、現在まで改正が続けられている。そして、このような韓国の実践は日本における法制化に一定の示唆を与えるものと指摘された。

 

第2報告: 金田達依 (西日本新聞社)

・「コロナ禍の韓国生活」

 本報告では、コロナ禍の2020年4月〜2021年3月までの釜山駐在記者としての経験を韓国のコロナ対策や個人の経験を交えながら報告された。日本とは異なる政策、実情などが詳細に報告され、メディアの報道からだけでは知ることのできない韓国の実情が報告された。地域経済活性化の試みとして地域貨幣が導入されたものの、財源確保問題で一時利用停止となったことなども紹介された。また、コロナ禍でトロット(韓国演歌)が大ブームになり、コロナ禍での苦しみがこのようなブームを巻き起こしたのではないかとの指摘がされた。

 

 

【予告】講演「朝鮮近代文学と日本留学」

2021-09-24

講演者:波田野節子 先生(新潟県立大学名誉教授)
日時:令和3(2021)年11月1日(月曜) 16:50~18:10
形式:オンライン

【報告】第97回定例研究会

2021-09-01

韓国研究センターは、去る8月30日に第97回定例研究会を開催いたしました。

日時:2021年8月30日(月)

開催方法:オンライン ZOOM

共催:九州韓国研究者フォーラム

 

第1報告: 出水薫(九州大学法学研究院教授・九州大学韓国研究センター複担教員)

・「韓国科学技術政策の現状」

本報告では、韓国の科学技術政策の歴史的な経緯、また現在進行中の第4次科学技術計画に焦点を当てて、現状と今後の課題について検討した。金大中政権以前は、「軍事的緊張」と「開発(経済成長)」路線と並行して進められていた科学技術政策であるが、金大中政権以降科学技術基本計画が策定・実施されるようになった。基本的に政権ごとに基本計画が策定され国際評価も向上しているが、今後は社会情勢を視野に入れた基本政策の策定が課題になると指摘した。

 

第2報告: 山口祐香(九州大学アジア・オセアニア研究教育機構学術研究員)

・「「朝鮮通信使」と戦後日本社会:在日朝鮮人歴史家・辛基秀の歴史実践」

 本報告では、「在日朝鮮人史研究」「戦後日本市民社会史」の観点から、様々な「境界」を越えようとした人々の「歴史実践」を描こうとした。特に、在日朝鮮人歴史家である辛基秀に着目し、「日本人と朝鮮人、アカデミアと非アカデミア、マジョリティとマイノリティ、中央と地方などといった「境界」が内在する社会構造の中で、その周縁に位置づけられている人々、あるいはそのような人々に共感し連帯しようとする人々が、自らの足もとから歴史と社会の見方を問い直す中で、既存の「境界」を相対化し、乗り越えようとした試み」と指摘した。

【報告】第2回現代韓国映画祭 in SAGA

2021-08-09

韓国研究センターは、去る8月8日に共催企画として「第2回現代韓国映画祭 in SAGA」を開催しました。

 

①行事名:第2回 現代韓国映画祭 in SAGA

②日時:2021年8月8日(日)

韓国映画祭チラシ最終2001.8.8

第1部   受付開始 (12:00)~上映開始(13:00)~終了 (15:10)

シネマトーク(15:15~15ː50)

第2部 受付開始 (15:00)~上映開始(16:00)~終了 (18:10)

③会場:アバンセホール(300席中100席を使用)

主催:現代韓国映画祭 in SAGA 実行委員会

(佐賀女子短期大学 現代韓国文化研究センター)

共催:九州大学韓国研究センター

後援:韓国国際交流財団、佐賀県名護屋城博物館、東義大学東アジア研究所

 

④スケジュールと上映作品

〇第1部:『焼肉ドラゴン』(2018年公開、126分 芸術選奨文部科学大臣賞)

〇シネマトーク

―移動する韓国社会と韓国映画をめぐって― (15:15~15ː50)

波潟 剛(九州大学 韓国研究センター)

西谷 郁(西南学院大学 アジア映画研究)

申 明直(熊本学園大学 東アジア学科)

長澤雅春(佐賀女子短期大学 現代韓国文化研究センター)

 

〇第2部:『国際市場で逢いましょう』(2015年公開、127分)

*概要: 共同研究プロジェクトのテーマに基づき、祖国を離れ異教の地で暮らすことになった韓国人の生活と家族の歴史に焦点を当てた2作品を上映しました。また、1部と2部の間には、会場と登壇者をオンラインでつなぎ、「移動する韓国社会と韓国映画」というテーマの下、 『焼肉ドラゴン』から見る〈在日の家族〉、『国際市場で逢いましょう』における〈朝鮮半島の家族〉、韓国映画の現代的思想性等について、来場者向けの解説を兼ねたトークイベントを開催しました。

 

以上

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