担当教員の紹介

 

教授 波潟 剛 (ナミガタ ツヨシ、  NAMIGATA Tsuyoshi)

 「韓国って、どんな国なんだろう?」「韓国の人たちって、実際はどんなことを考えているんだろう?」テレビやネット、SNS等で話題を目にするたびに、このような疑問がわいてくる学生も少なくないでしょう。これは韓国の学生たちも同様で、「日本の人たちって、どんなことを考えているんだろう?」と、さまざまな関心を抱いています。でも、福岡市内で観光している韓国からの旅行者に対して、いきなり質問したりはできませんよね。「アジア太平洋カレッジ」では、同じ世代の学生が集まり、寝食をともにしながら、お互いのこと、そして、アジアの将来のことについて語りあい、議論を重ねていきます。また、実際に韓国での文化体験などを通して、隣国の今の姿を直接に確認することもできます。日韓の学生が集うこの機会を活かして、自分自身、そして社会、世界への理解、関心を深めてみませんか。

専門分野

比較文学(東アジア・モダニズム研究)、日本近現代文学

活動概要

九州大学には2006年4月に着任。大学院の比較社会文化学府(現:地球社会統合科学府)での科目を担当。2016年度から、「アジア太平洋カレッジ」のプロジェクト・リーダー。

主な著書:『越境のアヴァンギャルド』(NTT出版、2005)、『博多の都市空間』(コレクション・モダン都市文化90、ゆまに書房、2013)。論文に「崔承喜とジョセフィン・ベイカーをめぐる表象―東アジアにおける「モダン」の文化翻訳1935-1936」(『跨境/日本語文学研究』創刊号、2014)など。

 

准教授 崔慶原 (チェ ギョンウォン、  CHOI Kyungwon)

「アジア太平洋カレッジ」は、これまで多くの人々の「出会い」の場となり、実体験を通して物事を考える刺激の場となりました。また、視野を広げ、グローバル人材として将来への第一歩を踏み出す場としても、活用され愛されてきました。皆さんの大学生活やこれからの学びを方向づける「出会い」に恵まれるプログラムとなることを願っています。「出会いこそ、力」です。韓国での学部時代に、国際シンポジウムで日本の先生の発表に対し質問したことがきっかけで、日本に留学するようになりました。韓国では北朝鮮問題を研究しましたが、日本ではその北朝鮮の行動を日米韓がどのように捉え、対応してきたのかを研究しています。

専門分野

東アジア国際関係及び日韓関係

活動概要

九州大学では2012年4月から日韓の学生交流を担当。基幹教育院では少人数セミナーを担当
慶應義塾大学法学研究科で博士号(政治学専攻)を取得。
主な著書:『冷戦期日韓安全保障関係の形成』慶應義塾大学出版会、2014年(日本現代韓国朝鮮学会学会賞:小此木賞)、「日韓安全保障関係の形成ー分断体制下の『安保危機」への対応、1968年」『国際政治』第170号、2012年(日本国際政治学会第6回奨励賞)、『日韓が共有する近未来へ』本の泉社、2015年(共編著)など

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