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【報告】九州大学韓国研究センター 韓国語学講演会(新井保裕先生講演会)が終了しました

2024-01-18

2024年1月16日(火)、文京学院大学の新井保裕先生(社会言語学・韓国朝鮮語学)をお招きし、「九州大学韓国研究センター 韓国語学講演会」(2部構成)を開催しました。

第1部は新井保裕先生の講演「中国朝鮮族の「移動」とことば」、第2部は新井先生と辻野裕紀准教授(本センター副センター長)との対談「コリアン・ディアスポラを語る――言語学の眼差し」で、第1部では中国朝鮮族の歴史や言語生活、言語意識などをめぐり、最新の研究成果に基づいた専門性の高いお話が展開されました。また、第2部では中国朝鮮族のみならず、中央アジアの高麗人や在日コリアンなども含めた「コリアン・ディアスポラ」についての言語学的考察に加えて、言語継承や言語教育、文学、映画に至るまで、縦横無尽にトピックが拡散していくスタイルの対談が行われました。

平日の日中にもかかわらず、本学学生や教職員のみならず、学外の方々にもご来場いただき、特に第2部においてはフロアとの活発な質疑応答もなされ、非常に意義深い講演会となりました。

なお、本講演会は、韓国国際交流財団による助成を受け現在進行中の研究事業「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」の一環として開催されたことを付記いたします。