【案内】2/21(土)経済学ブランチ研究会開催について
九州大学韓国研究センターでは、2026年2月21日(土)に研究会を開催いたします。第一セッションでは、ポストコロナ期の貿易関係について、自動車部品貿易に着目した研究報告、第二セッションは、日韓で増加する外国人との共生について、韓国での実践に基づいた報告がなされます。詳細については下記をご参照ください。
「ポストコロナ期における日本の自動車部品貿易-日中韓三か国を中心に」
司会 水野敦子 九州大学経済学研究院准教授
13:30~14:30 報告 藤川 昇悟 西南学院大学教授
14:30~15:00 討論 山本 健兒 九州大学名誉教授
15:00~15:15 質疑応答
「韓国における外国人共生の取り組み」
司会 深川博史 東海大学教授
15:30~16:30 報告 金明松 韓国大邱市東部警察署巡査部長
16:30~17:00 討論 水野敦子 九州大学経済学研究院准教授
17:00~17:30 質疑応答
【報告】韓国島振興院とのMOU締結について
九州大学韓国研究センターは、2026年1月15日、韓国島振興院と学術交流に関するMOU(覚書)を締結いたしました。当日のMOU締結式には、韓国島振興院より曺成煥(チョ・ソンファン)院長および沈晸炫(シム・ジョンヒョン)企画調整チーム長をお迎えし、本学国際担当理事・岩田健治とともに、今後の学術交流の展開を見据えた活発な意見交換が行われました。
韓国島振興院は、有人島464島を含む約3,300の島を有する韓国において、島嶼地域の体系的な管理・保全・振興を目的に設立された、世界初の島専門国立研究・振興機関です。2025年8月に、韓国島振興院および韓国行政安全部の主催により、韓国・莞島郡で開催された「第6回 島の日 国際学術大会」において、本センターの出水薫センター長およびセンター・アドバイザーをご招待いただいたことを契機(https://rcks.kyushu-u.ac.jp/info/7614.html)に、交流が本格化しました。これを受け、先日には対馬市において本センター主催の国際学術研究会を開催(https://rcks.kyushu-u.ac.jp/info/7930.html)いたしました。
本センターが推進する「海峡圏SDGs」プロジェクトとの関連のもと、島嶼地域が共通して抱える少子高齢化、海洋ごみ問題、観光および国際交流などの課題について、多角的かつ継続的な学術交流を行うことを目的として、今回のMOU締結に至りました。今後は、日韓双方の知見を活かし、島嶼地域の持続可能な発展に資する研究・交流の深化を目指してまいります。



【報告】1/13-15「海峡圏SDGs」研究会・フィールドワークを対馬市にて開催
九州大学韓国研究センターは、2026年1月13日(火)から15日(木)にかけて、長崎県対馬市において「海峡圏SDGs」研究会およびフィールドワークを開催しました。本研究会は、「対馬モデルを基軸とした海ごみ再利用の実践と地域連携 ―日韓島嶼地域における循環型社会と共創ガバナンスを考える―」をテーマとし、日韓の研究者および自治体関係者が一堂に会する取り組みとして実施されました。
研究会の概要
研究会は1月14日(水)、コワーキングスペースAGORA対馬にて開催され、対馬市、九州大学韓国研究センター、韓国島振興院、長崎県立大学の関係者らが参加しました。韓国側からは、韓国島振興院の金栽滸チーム長による「持続可能な定住の最低条件としての安全な島づくり」、陸守賢副研究委員による「島嶼遺産と持続可能な発展の促進策」と題した報告が行われ、島嶼地域における政策的課題と展望が共有された。日本側からは、対馬市未来環境部環境政策課による海洋漂着ごみ対策の現状報告や、観光推進部による国際交流事業の紹介がなされ、地域の実践的取り組みについて理解を深めました。さらに、本センター清野聡子副センター長からは、本センターが進める海峡圏SDGsプロジェクトの取り組みが紹介され、日韓共同研究の意義と今後の可能性が示された。総括コメントでは、長崎県立大学・田村善弘教授および韓国島振興院・金允浩副研究委員より、今後の研究連携に向けた課題と展望が提示された。
フィールドワークの実施
フィールドワークでは、対馬博物館や徳重姫・宗武志成婚記念碑といった交流史に関わる史跡の視察に加え、対馬クリーンセンター中部中継所、海岸部(クジカ浜)などを訪問し、海洋プラスチック問題の現状とリサイクルの取り組みについて現地で理解を深めました。また、長崎県立対馬高等学校を訪問し、国際交流人材育成や韓国語教育の現場について意見交換を行いました。
今後に向けて
本研究会およびフィールドワークは、日韓双方が互いの関心や現状を共有し、対馬市の先進的な取り組みを起点として、継続的な研究交流の基盤を構築する「第一歩」として位置づけられる。今後は、島嶼地域に共通する課題に対し、学術研究と地域実践を結びつけた日韓協働の取り組みを一層深化させていく予定である。
研究会の様子

研究会での集合写真
対馬市クジカ浜での海ごみ現状視察
対馬市クジカ浜での海ごみ視察集合写真
対馬高校国際文化交流コースの授業見学
対馬高校関係者の皆様、韓国島振興院の皆様と
【案内】1/13(火)~1/15(木)事務所閉室のお知らせ
事務室職員の出張につき、下記の期間については事務所を閉所とさせていただきます。
●閉所期間:1月13日(火)~1月15日(木)
期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月16日(金)以降、順次対応させていただきます。皆様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
【案内】1/10(土)公開シンポジウム「韓国学からみる日韓関係のなかの在日コリアンとアイデンティティ・ポリティックス」の共催(北海道大学)について
2026年1月10日(土)、仁荷大学国際関係研究所の主催で公開シンポジウム「韓国学からみる日韓関係のなかの在日コリアンとアイデンティティ・ポリティックス」が
北海道大学札幌キャンパスで開催されます。九州大学韓国研究センターは共催機関の1つとして参加しており、山口祐香助教が報告者として登壇します。
日時 2026年1月10日(土)10:30~17:00(開場10:00)
会場 北大人文社会科学教育研究棟W203号室
事前申し込みは不要です。
詳細はポスターをご参照ください。

【案内】本センター山口祐香助教が西日本新聞で紹介されました。
2025年12月20日付の西日本新聞において、本センター所属の山口祐香助教が紹介されました。記事では、山口助教がチョン・ユギョン氏と共著した書籍について取り上げられ、その出版を記念して12月26日(金)19時より、福岡市天神の書店「本のあるところ ajiro」にて開催される出版記念イベントが紹介されています。
また、新聞記事内では、共著本の内容に加え、山口助教のこれまでの歩みや研究に関心を持つようになった背景などにも触れられており、研究活動の背景を知ることができる内容となっています。ぜひご覧ください。
「排外主義が高まる今…」福岡市で12月26日、多様性を考えるトークイベント|【西日本新聞me】
※有料会員向け記事となっております。
【案内】2/28徐台教氏(韓国在住ジャーナリスト)公開学習会の開催について
(本公開学習会は、2025年11月22日に開催を予定しておりましたが、こちらの都合により延期とさせていただいており、日程の再調整が整いましたので、ご案内させていただきます。)
九州大学韓国研究センターでは、福岡大学人文学部緒方義広研究室、西南学院大学ことばの力養成講座との共催により、2026年2月28日(土)に公開学習会「朝鮮半島の統一は実現するのか?分断80年の歴史と未来」を開催いたします。講師に、韓国在住ジャーナリストの徐台教氏を、聞き手に、福岡大学人文学部准教授の緒方義広先生をお招きし、近著で話題の『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』を軸に、韓国の現状を歴史的な背景を踏まえお話しいただきます。
韓国在住ジャーナリスト徐台教氏 公開学習会
「朝鮮半島の統一は実現するのか?分断80年の歴史と未来」
日時:2026年2月28日(土)14時開始 ※終了後にサイン会を開催。
会場:西南学院大学 2号館2階201教室
主催:九州大学韓国研究センター、福岡大学人文学部緒方義広研究室、西南学院大学ことばの力養成講座
※入場無料、事前予約不要

【お知らせ】年末年始の閉室について
誠に勝手ながら、下記期間は年末年始のため閉室とさせていただきます。
【閉室期間】
2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)
期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、2026年1月5日(月)以降、順次対応いたします。皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
【報告】研究集会 「京城の能成、東京の能成 〈安倍能成日記から見えて きたもの〉」の開催



【報告】12月14日(日)歴史学ブランチによるミニ・シンポジウムの開催
2025年12月14日(日)、九州史学会朝鮮学部会(会場・九州大学伊都キャンパス)において、九州大学韓国研究センター研究事業「多元的・多角的な日韓関係発展のための総合的政策研究」(後援:韓国国際交流財団)の歴史学ブランチとの共催ミニ・シンポジウム「前近代朝鮮における“自分事”としての国際関係」が開催されました。
ブランチ責任者の森平雅彦教授(九州大学人文科学研究院)による趣旨説明の後、まず植田喜兵成智・早稲田大学講師が、「国内統合とディアスポラ―統一新羅の統合政策と百済・高句麗遺民問題―」と題して講演し、7世紀に相次いで滅んだ百済・高句麗の遺民の統合をめぐる諸問題が、唐や日本に対する統一新羅の外交政策(7~8世紀)を変化させる重要ファクターであったことが指摘されました。ついで豊島悠果・神田外語大学教授が「「華風」好みのリアリスト ―高麗王朝の外交と文化意識―」と題して講演し、文化の参照対象(北宋)と外交の連繋対象(遼・金)とが一致しない高麗前期(11~12世紀)の文化的価値観と外交の関係が論じられました。最後に辻大和・東京大学准教授が「外国商人は入るべからず―朝鮮後期の国際通商―」と題して講演し、一般に閉鎖的・消極的と評される朝鮮後期(17~19世紀)の国際通商について、関係各国の諸政策が絡み合うなかで外国商人が朝鮮国内に立ち入らない状況が生み出されていくプロセスを、朝鮮側による排他と独占として説明しました。
以上の講演を通じ、現代の日本人の目からみて奇妙・不可解にも映る前近代朝鮮の国際関係について、朝鮮側に内在する論理を丁寧に探っていくことが理解への道筋となることが示されました。現代の国際関係における他者理解のうえでも示唆に富む成果であるといえます。

