研究活動支援(2020年9月〜2021年8月)
研究課題
東アジアにおける人の国際的移動−日韓の交流と共生、および多様性の追求−
研究概要
本事業は、九州大学韓国研究センターが中心となり、東アジアにおける人の国際的移動が持つ社会的・学術的意義について、研究・活動の成果を九州地域から発信することを目的とする。第1年次(2019年9月~2020年8月)には、外国人の受入れと多様性追求という日韓共通課題についての成果を発信した。これらの成果の上に第2年次(2020年9月~2021年8月)は、日韓の「交流」「共生」「多様性」をキーワードに、研究・活動領域の拡大を図りながら議論を深めていく。
日韓の間の様々な「交流」、隣人として共に生きていく「共生」、および、「共生」のための「多様性」追求を、日韓の共通課題として捉え、課題解決のために、如何なる知恵と工夫が可能か、共に活動するなかで考えていく。研究・活動においては、九州地域の研究者による学術行事の他に、弁護士・映画監督・小説家をスピーカーとして招き、一般聴衆向けの定例セミナーやシンポジウム、映画の上映会、トークイベントを開催する。これらの多彩な活動を通じて、九州地域における日韓交流および韓国研究の拠点として、成果を社会へ還元する。また、九州地域の韓国研究ネットワークを再構築し、1年間の研究・活動を通じて、持続的に情報を発信していく。
研究グループの構成
深川博史(韓国研究センター長、経済学研究院・教授)
波潟 剛(韓国研究センター副センター長、比較社会文化研究院・教授)
元兼正浩(韓国研究センター複担教員、人間環境学研究院・教授)
森平雅彦(韓国研究センター複担教員、人文科学研究院・教授)
水野敦子(韓国研究センター複担教員、経済学研究院・准教授)
辻野裕紀(韓国研究センター複担教員、言語文化研究院・准教授)
[主な研究内容]
・九州地域において、「交流」、「共生」、「多様性」をテーマに、研究者・専門家を招き、研究会・シンポジウムを開催
・一般聴衆向けのセミナー・トークイベント・上映会を開催
・研究成果を論文集で公刊
・第3年次における韓国研究センター叢書の出版に向けて執筆準備