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【報告】韓国研究センター・九州韓国研究者フォーラム 共同研究プロジェクト研究会

2024-01-24

2024年1月20日(土)、編集・翻訳家としてご活躍されている伊東順子さんをお招きし、九州韓国研究者フォーラムとの共同研究プロジェクト「『ポスト1965年体制』研究」(共催:九州韓国研究者フォーラム、後援:韓国国際交流財団)の研究会を、博多アーバンスクエアの第1会議室で開催しました。

1部は、伊東順子さんの講演「私が暮らした韓国の30年、疾走する社会で転がる石になれ」、第2部は伊東順子さんと出水薫教授(本センター副センター長)、そして緒方義広(福岡大学准教授)との鼎談が行われました。第1部の講演では、大統領の在任期間に合わせ、当時の出来事と韓国に住んでいなかったら絶対に分からない日本人としての経験を、興味深いエピソードとしてお話いただきました。これにより、疾走してきた韓国の社会をより深く味わうことができる時間となりました。

また、第2部で行われた鼎談では、出水教授がコーディネーターとなり、緒方先生やフロアからの質疑も交えながら、この30年間の日韓関係の変化や韓国社会自体の変化について伊藤さんならではの現地からの声を伺うことができました。

雨の日にもかかわらず、本センターの関係者以外、いろんな方々にもご来場いただきました。伊東順子さんの講演と鼎談、そして質疑応答を通じて、韓国の歴史や社会に対する理解が深まり、異なる視点からの洞察が得られたことができた大変有益な時間でした。

※本研究会は、韓国国際交流財団による助成を受け現在進行中の研究事業「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」の一環として開催されました。