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【報告】「JIBSNセミナー2023」に元兼正浩センター長がウェビナー参加しました

2023-10-23

2023年10月21日(土)に、境界地域研究ネットワークJAPAN(Japan International Border Studies Network:JIBSN)セミナーが北海道・標津町)で開催されました。同ネットワークは「日本の各境界地域の経験と交流をもとに、実務者と研究者との意見交換の場として機能し、このネットワークを通じて、境界地域を活性化する様々なアイデアやプランが生み出されることが期待されています。またネットワークは日本国内の内向き議論に終始せず、隣接する諸外国や欧米の境界地域研究ネットワークと広く接合し相互に緊密に協力しあうことで、大きな視野での問題解決や地域発展に寄与することをも構想」(JIBSNホームページより)しており、本センターもその趣旨に賛同して加盟機関として名を連ねており、昨年に続いてセンター長がオンライン参加しました。

今年のテーマは「境界地域の移住と観光を考える」で、以下の報告者によって実務報告と質疑が行われました。人口減少(自然減)が続くなかで「社会増」を増やす手立てとしての移住の試み(ワーケイション、後継者支援など)や空き家不足などの課題について報告が行われました。観光については、コロナ禍を経てオーバーツーリズムが問題となる中、各自治体の受入れ態勢の課題が具に報告されました。また、ロシアのウクライナ侵攻や台湾有事予測で緊張する国際情勢が加盟自治体のような国境に与えている影響など、ボーダー地域の自治体関係者ならではの報告もあり、平和を願いながらの熱心な議論が交わされました。