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第78回韓国研究センター定例研究会開催報告

2017-08-08

韓国研究センターは、去る7月26日に第78回定例研究会を開催いたしました。

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*日  時:2017年7月 26日(水)15時00分~18時15分

*場  所:韓国研究センター1階会議室

<15時00分~16時15分>

*報告者①:冨樫あゆみ(九州大学韓国研究センター特任助教)

*報告題目:自著紹介 「日韓安全保障協力の検証―冷戦以後の脅威をめぐる力学」

日本と韓国では、“脅威”が異なることに着目し、脱冷戦期に展開された日韓安全保障協力の形成・不形成メカニズムについて分析した。日本にとって、脅威は物理的脅威および国益であるが、韓国にとってはそれに加えて“日本の脅威”が存在する。日韓安全保障協力は、構造的要因としての脅威と国内的要因としての日本の脅威との力学関係で決定されることに着目し、発表を行った。

<16時30分~18時15分>

*報告者②:武藤優(九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程3年)

*報告題目: 「植民地期朝鮮における李王職雅楽部設置と奏楽実態」

1920年代の韓国では、数名の日本人音楽研究者らによって朝鮮雅楽の衰退の危機と、その保存を求める声が高まっていた。今回の発表では、朝鮮における朝鮮雅楽奏楽集団である李王職雅楽部の奏楽実態についての特に1920年代の活動に着目し、発表を行った。

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