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【報告】ミニシンポジウム「九州において韓国研究をする意義」

2021-03-27

韓国研究センターは、去る3月26日にミニシンポジウムを開催いたしました。

 

*日時:2021年3月26日(日)13時45分〜16時30分

*場所:博多バスターミナル貸しホール第 2 ホール

オンライン会議ソフト Zoom

*共催:九州韓国研究者フォーラム

*後援:韓国国際交流財団

*共通テーマ:「九州において韓国研究をする意義」

*報告者:木村 貴(福岡女子大学)「検察改革を福岡から考える」

          辻野裕紀(九州大学)「詩人尹東柱と福岡」

                  深川博史(九州大学)「海上物流に見る日韓関係:釜山・博多港間のコンテナ・トランシップ貨物」

 

*概要:九州韓国研究者フォーラムとの共催でミニ・シンポ「九州において韓国研究をする意義」を開催した。政治、文学、経済のそれぞれの視点から話題提供がなされ、3つの報告に共通したのは、地理的な要件であった。検察改革と関連して、韓国のみならず日韓両国の原発政策が九州また朝鮮半島南部の環境問題に影響を与えること、尹東柱が福岡刑務所で非業の死を遂げた関係から今でも福岡では尹東柱に関連するイベントが日韓文化交流の一つになっていること、釜山港と博多港間でのコンテナ・トランシップの物量の増加しており、2011年に「国際拠点港湾」に指定された博多港を持つ福岡からは、ハブ港化している釜山港との関係が今後一層重要になること、などが指摘された。後半の質疑応答・情報交換では、韓国に関する研究のみならず、福岡で韓国関連の教育をする意義、その手法についても意見交換がなされた。