【報告】第92回定例研究会「韓国における政治的二分法の行方−書評をかねた「保守」vs「進歩」の試論的検討」
2021-02-22
韓国研究センターは、去る2月21日に第92回定例研究会を開催いたしました。
*日時:2021年2月21日(日)14時00分〜16時40分
*場所:リファレンス駅東ビル会議室H-4
オンライン会議ソフト Zoom
*共催:九州韓国研究者フォーラム
*後援:韓国国際交流財団
*報告者: 出水薫(九州大学)
*報告題目:「韓国における政治的二分法の行方−書評をかねた「保守」vs「進歩」の試論的検討」
*概要:これまで韓国政治を分析する上で用いられてきた「保守」「進歩」という二分法は現在でも有効なのだろうか。多様な主体を内包してきたこれらの用語の内実は時代とともに変貌してきている。また、民主化や経済危機克服の過程で政策的収斂が生じ、旧来の二分法的党派性指標が無意味化しつつある。では、刷新された二分法は生まれるのであろうか。最新かつ政治・経済・文化など多様な視点から叙述された文献を読み解くことによって、この問いに対する新たな視座を提示した。