toggle
 

【報告】九州大学韓国研究センター講演会(兼若逸之先生講演会)

2025-01-27

九州大学韓国研究センターでは2025121日(火)に、兼若逸之先生(元東京女子大学教授)をお招きして、講演会「韓国の祭祀チェサ文化とその変容」を開催しました。

今回の講演は韓国の祭祀チェサ文化をテーマとして扱ったもので、祭祀の構成要素および実際に祭祀が行われる順序、祭祀における規則などについての詳細な紹介が行われました。それとともに、韓国の族譜や伝統的な作名に用いられてきた規則など、祭祀を含めて幅広い文化的な題材も扱われました。また、今日の韓国の祭祀文化が見せている多様な変化の様相に関する議論では、単に祭祀文化だけでなく、韓国の社会および文化が経験してきた変化の方向に対する批判的な洞察はもちろん、これからの変化の行方に関する示唆についても貴重ま意見を伺うことができました。

平日の遅い時間に開かれた講演会にもかかわらず、韓国語および韓国文化に対する豊富な経験と高い関心を持っている方々が多数参加し、深みのある講演が可能であった時間でした。参加していただいた皆さんのおかげで良い講演会になりました。


兼若逸之先生講演会

講演

「韓国の祭祀チェサ文化とその変容」

 

講師:兼若逸之先生(元東京女子大学教授)

日時:2025年1月21日(火)19時~21時(開場:18時30分)

会場:JR博多シティ10階会議室

司会:辻野裕紀(九州大学韓国研究センター副センター長)


※本講演会は、韓国国際交流財団による助成を受け現在進行中の研究事業「『世界史』の中の韓国:その構造変動に関する総合的研究」の一環として開催されました。